名古屋工業大学ワンゲル・アウトドア部

活動報告(夏合宿 〜The last summer〜)

日時:2005年8月6日〜8月10日
日程

8/6(土)
名古屋駅 ⇒ 中津川駅 ⇒ 松本駅 ⇒ 新島々駅 ⇒ 上高地バスターミナル ⇒ 小梨平キャンプ場
8/7(日)
小梨平キャンプ場 ⇒ 明神 ⇒ 徳沢 ⇒ 横尾 ⇒ 槍沢ロッジ ⇒ 槍沢キャンプ地
8/8(月)
槍沢キャンプ地 ⇒ 水俣乗越への分岐 ⇒ 殺生ヒュッテ ⇒ 槍ヶ岳山荘
8/9(日)
槍ヶ岳山荘( ⇔ 槍ヶ岳山頂) ⇒ 大喰岳 ⇒ 中岳 ⇒ 南岳小屋 ⇒ 槍平小屋
8/10(月)
槍平小屋 ⇒ 滝谷出会 ⇒ 白出沢出会 ⇒ 新穂高温泉バスターミナル
参加メンバー
P.L.門田、S.L.井村、F.L.吉田(記録者)、P.李

8月6日 やって来ました夏合宿 〜名古屋-中津川-松本-新島々-上高地〜

なんやかんやと、トレーニング&ミーティングが進んでいき、ついに夏合宿当日の朝となった。
かれこれ4回目の夏合宿である。M2にして夏合宿に行くのはワンゲル史上初であろう。
研究室にてパッキングし、鶴舞駅に向かう。何回山行に行っても、出発の時にはいつもなにか忘れている気がするのは、小心者だからであろうか・・・

汗だくになりながら鶴舞駅に着くと、すでにもんでんとりーりーがいた。時計をみると9時ちょっとすぎである。
集合が9時だから微妙の遅刻か。まぁ、だれも指摘しなかったので黙っていた。
その後、いむちんが10分程度の遅れで到着。鶴舞から青春18切符で乗り込み名古屋駅を目指す。
金山を過ぎたぐらいで急に電車が止まった。う〜んなんだこれはと思いながら、周りをキョロキョロとしていると、アナウンスが「前の列車がホームにいるから信号まちです。」
おやまあ、まったくJRさんは・・・と思いながら待っていると、動き出した。

名駅到着です。広小路の改札を出ると、いつもの場所に見送りに着てくれたと『思われる』人達がいた。
いかんせん、おじちゃんの私には、他大のワンゲラーかの区別がつかない。
総勢15名ほどだったと思う。今回の見送りには、ほとんど誰も来ないと思っていたのでうれしかった。
いろいろと差し入れを頂きありがとうございました。ひさびさに、もらったテルテル坊主はすごく手触りが良かった。
恒例の『缶一気』は今回はしなかった。また伝統が一つ消えていく。。。

見送りの人に送られながら、名駅を出発。セントラルライナーに乗り込み、中津川を目指す。
途中の多治見駅にて、電車が止まった30秒程度の間に、マッハ&がびらんから差し入れを頂く。また、この際にマッハのデジカメを手に入れる。

中津川駅到着〜!ここでは、乗り換えに30分待ちである。ふと周りを見渡すと、なにやらでかいザックを持った集団がいっぱいいる。 敵だ〜敵だ〜!
いかんせん、この狭いホームにしては人の量が多い。

    
人が多い中津川駅のホーム

こんなに、松本行きに乗れるのかなぁと心配になった。
もんでんと「どうせ、年配の人は特急で行くんでしょう〜」なんて話していると、特急電車が入ってきた。
プシュ〜・・・(シーン)・・・プシュ〜
誰も乗らない。ヤバイ!これは敵達よりも先に乗らねば。経験からどこに扉が来るのかが分っているので、並んで待っていた。

列車到着。我先に席を取ろうと、ダッシュする醜い大人たちが数名いた。我々は、のんびりと、列車に乗り込んだがきちんと席を確保できた。一安心である。

ごとんごとんと列車に揺られながら、松本駅までの電車を楽しむ。電車内にて思ったのだが、最近の若者は電車内でのマナーを知らないのであろうか?でかいザックを持ち込んでいること自体が若干非常識であので、他人の迷惑にならないようにザックを固めておくだとか、倒れない工夫をするだとか、出来ないのであろうか?

    
電車内にて散らかす敵たち

松本駅到着。相変わらず「まつもと〜〜〜まつもと〜〜〜」が流れている。ここから、新島々まで向かう。もんでんといむちんは、近くの薬局まで髭剃りを買いに行った。ここにて、差し入れのバナナを食べる。絶妙な味である。さすがはがびらんチョイスである。

    
松本駅

約30分程度、松本電気鉄道の旅である。車中、いむちんはなにやら会計を一生懸命やっていた。
新島々駅到着。さーて、上高地に向かうぞ〜!と意気込んで改札にむかう。よし、サブリー、切符をだせぃ。
ごそごそ、はいどうぞ。メンバーは四人なのに三枚しかない・・・?
ごそごそ、ごそごそ、うんっ?ないなぁ。
ごそごそ、ごそごそ、うんっ?ないなぁ。
はいっ!いむちんが切符を無くしましたよ〜!

    
三枚しかない切符と駅員さんに交渉に行くいむちん

しょうがないので、いむちんは(自腹で)切符を新たに買いました。いや〜男気がありますねぇ。
新島々からは、バスで上高地へ向かう。ぐにゃぐにゃの道であるので、車酔いしやすいりーりーは大丈夫であろうか。

    
車内でうなだれるいむちんと一番前で喜ぶもんでん

上高地到着。ちょっと肌寒いですなぁ。ここから本日のサイト地の小梨平までは、およそ15分の道のり。
小梨平到着。もう既に、いろんなテントが張られていてなかなか張る場所が見つからない。なんとか場所を見つけて、テンパリし、夕食である。この日は、マッハ隊長の差し入れであるスイカとタイのカップめん&グリーンティーを食べた。しかし、4人でスイカ1個は多いですよ。そして、グリーンティーにはお砂糖がたっぷりと入っていました。

    
グリーンティーとスイカ


カップめん

8月7日 長い一日 〜小梨平-明神-徳沢-横尾-槍沢ロッジ-ババ平〜

『起床〜!』久しぶりにこの響きを聞きました。まぁ、私はいつも通りあまり寝られなかったので、早く起床にならないかなぁと思っていたのでうれしかったですなぁ。
朝食は定番の味噌ふりです。米はりーりーが炊いたのだけど、異常に美味しかった♪とても山の米とは思えませんでした(まぁ、まだキャンプ場ですので・・・)
また、この時に差し入れのグレープフルーツを2個食しました。しかいながら、3つ余りました。これは捨ててしまおうという誘惑に誘われましたが、差し入れであるので持っていくことにしました。こやつには、ずっと付きまとわられるのですが。
撤収となりましたが、りーりーはまだ一回生であるので多少パッキングが遅い模様です。まぁ、最終日にもなれば早くなるんじゃないかなぁと思い、気長に待っています。(上級生がベテランなので異常に早いのかも知れませんが。。。)


パッキングを待つもんでん

小梨平から横尾まで遊歩道を10キロ程度歩く道のりです。まぁ、一度通った事のある道なので気楽に構えていました。
明神、徳沢とワンピッチ40分程度で刻んで、何事も無く横尾に到着です。

    
明神と徳沢のロッジ

いや〜懐かしいです。わたしがリーダーだった夏合宿の時は、何回もここを通ったものです。例の生ビール販売所も元気に営業しておりました。
ここで、ぱちりぱちりと記念撮影しながら、お昼ご飯です。昼飯は、親子丼or卵丼レトルトです。 レトルトをかけて、食べると・・・・冷たい・・・・うん、これが山のご飯ですなぁ。
ここまで、既に10キロ以上歩いているので、足がけだるいです。この先の道のりを考えるとチョコット気が重いです。

    
横尾

横尾を出発し、テクテク歩きだしました。とりあえず、目指すのは、槍沢ロッジです。途中、沢の所と橋の所にて一本を取りました。私がリーダーだった時とまったく同じ休憩場所です。(この後もほとんど、あの時の一本場をトレースすることになりました。)
いかんせん、もんでんリーダーは、とっても時間に厳しいお方です。私といむちんは一本場にて、カシャカシャ写真を取ってました。そして、写真をとり終わって、さぁ休憩しようと思うと『休憩はあと4分』とか言うのです。リーダーは写真を取らず、ごろごろしているので休憩十分かもしれませんが、写真を取っている私達は不十分や〜。

    
写真中は、ごろ寝のでんもんさん

どっこいしょと、最後の登りを登りきると槍沢ロッジに到着です。前回に比べれば、道を知っている分だけ楽だった気がします。りーりーはちょっと疲れていたかなぁ。
リーダー達はここにて、30分程度登ったところにあるテント場の受け付けをしました。
待っていた私は、周りを見渡していると、キラ〜ン☆キラ〜ン☆と何やら光るものが目につきました。う〜ん、なんだとうと見てみると・・・・・・

おや!これは
はい!100円玉でした〜。SLさんのザックのすぐ横にありました。切符に引き続き、また落としたんですね〜。

槍沢ロッジを出て、30名ぐらいの高校生の大集団のあとを登って行ったら、ババ平に到着です。結構早くについたので、テントライフが十分に楽しめます♪早速、テントを張ってのんぴりしていると、テント内からりーりーの声が、
『これ誰のめがね〜〜?』
うん?めがね?今日は、コンタクトだしなぁ。
いむちんもコンタクトでしょう。もんでんはめがね掛けてるし。おかしいなぁ?

ぴか〜ん!!!デカ長は閃きました!

マッハ隊長のめがねだぁ。東北ツアーやったときにめがねを無くしたって言ってた!
さすがは隊長です。こんなところまで、ネタを仕込んでいるとは。完全にやられました。
    
いむ隊長と雄大な景色にたたずむ隊長のめがね

また、この日は差し入れのクールンとタイの袋ラーメンを食しました。差し入れありがとうございます。ラーメン食べているときに突然の豪雨!テントを張っている私達は緊急避難できましたが、まだの人たちはずぶ濡れになっていました。いや〜間一髪でした。早く着いてよかった良かった。これもリーダーの休憩時間が短いおかげ!?

食当&ミーティングの後、ある重大な儀式が行われました。今回、残念ながら参加できなくなってしまった方の弔いです。
これは、伝統の旗ですねぇ。

じゃかじゃか〜ん、いや〜

あべしっ!残念ながら葬り去られました。

8月8日 目指せ槍 〜ババ平-水俣乗越分岐-大曲-殺生ヒュッテ-槍岳山荘〜

起床〜!この日も始まりました。本日は槍ヶ岳まで1000m以上一気に高度を上げるので結構大変な道のりになります。
前日に雨が降ったので、テントが若干ぬれています。いむちんは大変だなぁと思いながらも、人事なのであんま関係ありません。
ババ平を5時ぐらいには出発しました。ど〜も、パッキングをミスったようで右肩に負荷が異常にかかっています。まぁ、それでも水俣乗越分岐まで押し切りました。ここではいまだに目指す槍は見えません。

    
水俣乗越分岐

分岐すぎから、登りの勾配がだんだんとキツクなってきました。えいや〜と登りながら、高度を上げていくと目の前に雪渓が現れました。
右手には沢があって、そちらに行きたくなる場所です。ピコ、ピコ、ピーン!どうやらここは三年前にルーチョンした場所です。 しかし、今回も右手側の沢にルートがあるようにも見えます。とりあえず、いむちんとりーりーが先に雪渓を登っていきました。もんでんリーダーは、右手の沢を見に行きました。は〜い、わたしは疲れるのが嫌なので適当な岩にザックをおいて休んでいました。いや〜、やっぱり役職のないペーは良いですねぇ♪

しばらくすると、もんでんが戻ってきてやっぱり沢にはルートがないとの事でしたので、雪渓と登っていくことにしました。それまでの岩ごろの道に比べるとやっぱり雪渓は歩きやすいです。

次の一本にて、デカ長はお髭をそりました。いや〜大自然の中での髭剃りはなかなか爽快ですなぁ。
その後もどんどん登っていきました。このあたりでいむちんは、取り合えず三年前の一本場よりも、登ったところで一本だぁと息巻いておりました。

    
大自然ひげそり  下の大岩が前回の休憩地点

せっせと、登りつめていき、最後の水場を過ぎると槍がど〜んと目の前に現れました。
いや〜高いですわ。ちょっと広場になっているところにて一本を取って、じっくりと槍の鑑賞会です。今日のサイト場である槍岳山荘やお昼ご飯を食べる殺生ヒュッテもきれいに見えております。騙されてはいけないのは、ここは見えてからが遠いのです。人間心理として、見えてしまうと着いた気分になってしまいますが、ここではグッと堪えていました。 ここではなんとリーダーが奮発して、大休憩を取ってくれました。存分に景色を楽しめました。

    
槍岳山荘と殺生ヒュッテ

ここからとりあえず目指すのは、昼飯場の殺生ヒュッテです。急勾配の登りをゆっくりと登りしめていきます。
ヒュッテまで、10分ぐらいの分岐のところにて一本です。もんでんリーダーは一気に登りきるつもりだったかも知れませんが、強引に一本を取らせました。おいちゃんの肩が悲鳴をあげていたので・・・

殺生ヒュッテに着いたら、昼飯です。この日はチャーハンでした。ガチャガチャ作って、食べ終わると、到着から55分程度経過していました。
はい!時間に厳しいリーダーさんは昼飯を1時間と決めているので、早く出発の準備をしろとプレッシャーを掛けて来ます。しかしながら、いむちん&デカ長のレジタンスはそんなプレッシャーには負けません。しっかりと、食後に記念撮影をしましたよ〜。

殺生から40分程度で槍岳山荘に到着です。テントサイト場を見に行くと、もう10張り以上張られています。私達の六人用テントを張る場所はあるのかなぁと心配になりながら、受け付けしました。テントは何とか張ることが出来たけど、ぎりぎりのスペースでした。もう少し到着が遅かったら、張るところはあったのかなぁ。

テントライフを少し楽しみ、チョコット寝たあとは、待ちにまったおビールの時間です。この為だけに重いビールをわざわざ担いで来たんですから。 槍の景色が絶好の場所を選んで乾杯です。ビールは私が持って来て、おつまみはいむちんがもってきました。おつまみは山哲(←字があってるかなぁ)くんの差し入れらしいです。お槍のてっぺんには、人がうじゃうじゃいます。はしご場も渋滞している模様です。明日は大丈夫かなぁとちょっと心配になりました。槍を見ながらの一杯は、最高でした。いや〜いい気分なったべ。

    
テント場と差し入れのおつまみ達

    
槍前で一杯

8月9日 絶景 〜槍ヶ岳-大喰岳-中岳-南岳-ど急降-槍平小屋〜

朝起きて、テントの外を見ると真っ白である。日の出前から槍ヶ岳へピストンに出かける予定であったが、どうなるかなかぁと思っているとだんだん晴れてくる。よし!行くぞという事となり、槍へ登っていく。途中に、異常に遅い人々に捕まりながらピークを目指した。周りが明るくなってきた時に、ピークに到着である。今回の山行の始めてのピークである。槍にくるのは、二回目であったが相変わらずピークが狭い!写真をとるのも一苦労であった。

    
初ピークの槍ヶ岳

テントに戻って来てから、すぐに撤収である。本日の行程はやや長いが3000mの稜線上を楽しめるので期待していた。まず、目指すのは大喰岳である。
道がずっと見えているので、読図の必要はあまりない。エスケープルートを右手に見ながら、サイト場からワンピッチで登りきった。う〜ん、景色がすばらしい♪マッハ隊長からもらった某プーマの類似品のTUNAシャツも、このすばらしい景色に映えるものだ。
ふと、ここでりーりーを見てみると若干バテているようだ。
ここで、もんでんリーダーは伝説の呪文『バシルーラ』を唱えた。
コヘはデカに飛んでいった。
その他ものものはいむちんに飛んでいった。
さすがは伝説の奥義である。恐れ入った。

    
大喰岳にて

大喰岳からな〜んてことのない稜線上の道である。すたこら歩きつづけた。お空には、山小屋へ向けてヘリコプターが何回も往復している。やはり、最盛期のお盆にあわせて今のうちに物資を運んでおくのであろう。あれよあれよと言う間に、次のピークである中岳に到着した。槍&穂高ともに綺麗に見える。う〜ん絶景かな♪
このあたりでりーりーもだいぶ回復したみたいである。みんなそろってのピーク写真である。

    
中岳にて

中岳からの道もたらたらのトラバースである。ふと右下をみると、本日のサイト予定地である槍平小屋が小さく見える。お〜、あんなところまで降るのかぁ…と思ってしまう。途中に天狗原への分岐があり、それを過ぎると南岳である。今回の夏合宿の最後のピークである。個人的には、『もう、最後のピークかいな!』との思いがあるが、いろいろな面を考えるとしょうがないであろう。

    
天狗原へ続く道とラストピークの南岳

南岳から10分ほど降ると、南岳小屋である。ここは非常に立派な小屋である。また、サイト地もしっかりとしていて、今日はここにサイトしよう!との誘惑にかられる。小屋から3分程度のところに槍と穂高の縦走を阻む有名な大キレットを展望することができるところがあったので、喜び勇んでいった。ガスがかかっていてあまり良くは見えなかったが、この道は重荷での縦走は無理だなぁと思わせるだけの迫力はあった。小心者のデカ長は、キレットを眺めている崖が崩れそうな気がしたので崖のそばまではあまりいけなかった。りーりーは度胸満点で崖のぎりぎりまで行っていた。すごいなぁ。。。

    
大キレット

大キレットの見学も終わり、南岳小屋に戻り昼食である。今にも雨が降り出しそうな天気であったので、とっとと飯を食って行く事とする。出発直前になり、もん、いむがトイレに行きなすった。どうやら、ここのトイレはバイオトイレだったらしく、二人ともギュインギュインと音がした〜とか喜んでいた。

さてと、ここからの降りは1000m以上である。どのくらい時間がかかることやらと思い出発する。岩ゴロの急降をつづらおれで下っていく。
途中で、お父さんと子供二人の親子に出会った。子供たちは、それなりに元気があったがお父さんは異常に疲れていた。う〜ん、お父さん無理しちゃいかんよ〜何でそんなにバテてるの?などと思いながらすれ違った。(この後、私達はお父さんがバテた理由を身をもって体験することになる……)

途中に、旧道と新道の分岐があった。もんでんの説明によれば旧道は、群発地震で崩れたそうである。しかし、まだまだ旧道の方も踏み後がしっかりとしていた。
ここから、ちょっとしたところにハシゴがあり、そこで稜線上に上がった。ここからは、はい松保護の為に木道があった。しかし、いかんせんこの木道が狭い!稜線上であるので、左右が崖であり、木道から足を踏み外したらスッテンコロリンである。稜線上を進んでいくと、木道が終わりそこからは、ど急降である。ど急降に入るところの道標をみると、『この先は、すごい急降です。気をつけて!』みたいなことが書いてあった。少し、降っていくとこの急降のすごさを存分に感じた。

がすがす進んでいくと、なんと救急箱がルート上に常備されていた。『このルートじゃ、必要ですなぁ・・・』と心から思った。ここからの降りも非常に疲れた。高度が下がってきたので、だんだん気温が上昇して鈴鹿みたいな感じになったのと、ずっと見えている小屋がぜんぜん大きくならない精神的なダメージが原因である。
また、メージャールートでないためか、ルートはそれほど整備されていなかった。はしご(腐った木製or市販品)が異常におおくあり、通過に時間がかかったのも疲れた原因であろう。

    
旧道と新道の分岐とルート上にある救急箱

とりあえず、私のワンゲル人生の中で、一番の急降のルートであった。私の表現力の乏しさから文章では、えらさが伝わらないのが残念であるが、これだけは言える。私は、行動中に奇声をあげていた。そして、二度とこのルートは通らないであろう!付け加えるなら、このあたりの写真が少ないのは、メンバー全員に写真をとる気力がなかったからである。

まぁ、なんとか急降も終わり、あと少しで小屋ってところでいむちんが恒例のあれをやってくれました。そう!コントみないな転び方である。集中力を切らした彼は、なにを思ったのか濡れているでっかい丸太の上に乗ったのである。そりゃ、転ぶわ・・・・

小屋に着きました〜。テント張りました〜。差し入れのレモンを使ってあっまいレモンティーつくりました。もんでんさんくちゃい〜事件ありました。怒りんぼ高校先生いました〜。ストロベリーシチュー作りました〜。米炊きじゃんけんリーダー初参戦〜。寝ました〜。

8月10日 どしゃぶり 〜槍平小屋-白出沢出会-新穂高温泉バスターミナル-名古屋〜

朝からあめ。どしゃぶり。かっぱの守備力ないからびしょびしょ。読図しなく、ぽけーっと歩く。ローワンながい〜!高校生に抜かれる。いむちん、ふのオーラ。温泉さいこ〜!バスの運転手、運転うまい〜。帰名♪

    
雨の中の藤木レリーフ


気力があれば書き直します。。。。。。。

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活動報告

2005年度

雨乞岳編
夏合宿2005編

2006年度

夏合宿2006八ヶ岳編
夏合宿2006屋久島編
春合宿2007編

2007年度

新人山行
第2次錬成山行2PT
第3次錬成山行1,3PT
第3次錬成山行2PT

パーワン,個人旅行など

沖縄旅行編
北海道旅行編
屋久島一人旅編
悪の島巡り編

差し入れ

皆さん、差し入れありがとうございました。しか〜し、メンバー4人で食べきれる量ではなかったです。結構、名古屋まで持って帰ってきました。グレープフルーツとかレモンとか・・・少しは食べたんですけどね。

筋肉痛

南岳からの急降でやられました。名古屋に帰ってから、三日ぐらいまともに階段の上り下りが出来ませんでした。筋肉痛が二日後にくる私は一体・・・

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